「独禁法と私」 - その5、東京で独立
- 私は、昭和60年に佐古田先生のご了解の下、佐古田法律事務所から独立し、家族の住む東京にて御器谷法律事務所(東京弁護士会所属)を開設いたしました。
事務所開設当初は、港区の芝公園近くのワンルームマンションに弁護士一人で事務所を開設しました。
その後、事務所は、虎の門、銀座1丁目、そして現在の銀座4丁目と移転し、広さも徐々に大きくなってきました。
- 東京でのいきなりの事務所開設でもあり、開設当初は事件も少なく、東京弁護士会の独占禁止法研究部会にも入部させて頂き、東京で独占禁止法を取り扱われている多数の弁護士の方々から独禁法の実務につきお教えを頂きました。
当時は、事務所に私がいても事件が来ることも少なかったため、積極的に知り合いの会社等を回り、法律相談等にも気軽に乗っていました。
- そんな折、知り合いの会社の担当者から、今公正取引委員会の職員が会社に突然立ち入り検査に入り、自分の机の中の私物まで見られている、こんなことが許されるのか等の悲痛な電話が入りました。
私は、いよいよ来たかなと思いつつ、公取委の職員に電話口でクレームを言い、翌日には内容証明郵便にてクレームを文書化して送付いたしました。
この案件が、独禁法上禁止されているカルテルとしての実務上最初の取扱い事件であり、今も記憶に鮮明に残っています。
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