エンディングノート
1.エンディングノートとは、
自分の主な財産について誰に相続させるか等については法律上も極めて重要なことですので、通常公正証書遺言をお勧めしています。つまり、自分の没後の重要な相続等の法律関係については、法律で要件が定められた遺言書を書面として作成しておくことが必要となってきます。
これに対して、人は、晩年よく自分が亡くなったときの葬儀の仕方や亡くなった旨を誰に伝えるか、祭壇にかざる写真(遺影)はどれにするか等を伝えておきたい気持ちになることがあります。また、高齢になって介護を要するとき誰のもとでの介護を希望するか、ガン等の病気の告知を受けるか否か等も大事なことです。
このように遺言書で残しておく法律上の事柄ではないものの、ご本人にとっては、もしものときに非常に大事な事柄を元気なうちに残しておくのがエンディングノートと呼ばれたり、メッセージノートと呼ばれたりする文書です。
2. エンディング・ノートは何を書くのか、
エンディングノートやメッセージ・ノートには、何を書かなければならないという決まり事や、法律上の要件もありません。ご本人がその気持ちを書き、家族や相続人がその気持ちや希望をどのように受けとめるかであり、必ずしも
法律上の効果を期待したものでもないでしょう。
このエンディングノートには、通常次のような事柄を記載することが多いようです。
(1)自分の生涯をふり返って、自分の生い立ち、両親や兄弟姉妹、学歴、職歴等の経歴
(2)自分の結婚、配偶者、子供達等の家族関係
(3)想い出で、楽しかったこと、悲しかったこと、特に想い出深いこと
(4)祖先のこと、自分の家の家系、過去帳のこと
(5)老後の介護についての希望
(6)ガン等の病気の告知についての希望
(7)延命治療等についての考え
(8)遺言書の有無と所在
(9)家族に残す言葉
(10)家族に渡したい形見の品等
(11)私の主な財産について
−不動産、預貯金、株式、借入金、生命保険、貴金属、書画骨董等
<注意>遺言書ではないので、エンディングノートではその財産の帰属を記載しても法律上の効力がありません!
(12)葬儀についての希望
−喪主は誰、どんな葬儀を望むか、誰に知らせるか、戒名は、納骨や散骨の方法、お墓等
3. 市販のエンディング・ノートもあります。
エンディングノートや家族へのメッセージ・ノートについては、インターネットを利用したweb上のものや、例えば次のような市販のものもありますので適宜利用されればと思います。
(1)「家族へ贈るメッセージ−いざという時のエンディングノート」
発行所:株式会社佼成出版社、1,200円
(2)「自分を大切にするための小さなエンディングノート」
発行所:ゴマブックス株式会社、952円
(3)「家族と友に贈る心の言葉−マイ・エンディング・ノート」
発行所:株式会社グラフ社、1,143円
この
エンディングノートにつきましても、遠慮なく
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