御器谷法律事務所

遺産分割Q&A

Q08.相続人の中に生前に贈与を受けた者がいる場合や、遺言書で多く遺産を受け取る者がいるときは他の相続人の相続分はどうなりますか?
−特別受益−

A. 回答

 このように生前贈与を受けた者や、遺贈を受けた者については、相続分を前渡しされたもの、即ち「特別受益者」として、民法上相続分が減らされることになります。
 もっとも、被相続人がこれら生前贈与や遺贈をする際に、相続とは関係ない旨の意思表示をしている場合には、その意思が優先し、他の相続人の遺留分を侵害しない限りにおいて相続分が減らされることはありません。
 この意思表示は「持戻し免除の意思表示」といわれます。
 次に、民法上、「特別受益」とみなされる場合は、次のとおりです。
(1) 遺贈を受ける場合
(2) 婚姻、養子縁組のための贈与を受ける場合
(3) 生計の資本として贈与を受ける場合

 そして、特別受益者の相続分は、原則として以下のとおりになります。
(相続開始時の財産+特別受益分)×法定相続分−特別受益分
 もっとも、特別受益については、実務上、いずれもある程度まとまった財産が問題となることが多いように思われます。
 なお、詳細は別稿の特別受益の意義範囲対象評価持戻免除の意思表示 もご覧下さい。

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